元塾講師の大学受験参考書レビュー(ただし理系科目のみ)

星の数ほどある問題集を経験に基づきながら片っ端から語っていくブログ

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解説が詳しい化学ⅠⅡ頻出重要問題集



まずは体で覚えたい方に…

解説が詳しい化学I・II頻出重要問題集
庄司 憲仁

旺文社 2004-02
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この問題集は問題集に徹していますので、
教科書的な説明はありません。

「定期テストから受験の基礎まで」の難易度をターゲットにしていますので、
受験難易度の立場から見ると平易な問題です。


ただ…
ひたすら問題だけなので
この本だけで化学を勉強すると根本的な理解なしで、
どんどん突き進んでいくリスクはあります。

「化学をそこまで理解していないけど、この方法でこの問題は解けるからいいや」
的な考えに自然となってしまいます。

化学は暗記することが多い科目です。
ですので、それでも受験基礎レベルまではかまわないのですが、
その先のレベルになるとその半端な理解が自分を苦しめかねません。

そのリスクを考慮しているのか、
この問題集は比較的暗記すべきことがある問題が多いです。

この問題集は早いスピードで問題が解けるかもしれませんが、
本当に自分が理解しているのか、
自問自答しながら進めていくべきものです。


もちろん、覚えなければいけない解法は確かに存在するので、

まずは教科書を理解した→この問題集を解く
→ある解法の意味がわからない→詳しく勉強する

といった方法で化学の理解を深めることもできます。

結局

・化学というものをかなり奥深く理解してから問題を解く、
もしくは、
・一通り理解してから問題を解き、解法を学び、また化学を勉強する

の後者を重視して、なおかつ
まだそんなに化学の実践的な問題を解いていない方にはおススメできます。

前者も結局その都度問題は解いていくことになるのですが…。


他の方の意見はこんな具合です↓
おすすめ平均
解説で暗記
これはいいです。




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照井俊の化学有機化学の最重点照井式解法カード―試験で点がとれる



受験に関係なく、とにかく化学が好きな人に

照井俊の化学有機化学の最重点照井式解法カード―試験で点がとれる
照井 俊

学研 2005-03
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何やら売れている参考書みたいなので、
拝見させていただきました。

この本を書いておられる講師の方は化学が好きで好きで
たまらないのだなと伝わってきました。

話がかなり細かいです。
入試もただ問題を解く傾向が薄れてきているので
いいのかもしれません。

ただ…

私は化学がそんなに好きでなかったので感じたのですが、
これは化学嫌いな方にはかなり苦痛な本です。

化学の細かいところまで書かれているのですが、
受験という枠ではそんなに重要でないところを延々と語っています。
そして、どこが重要かわからないようになっています。
話を詰め込みすぎているためレイアウトもかなりごちゃごちゃしています。

この本は初学者を寄せ付けない本です。
ただ化学のことをもっと知りたいという方にはもってこいの本でしょう。





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橋元の理系物理I・II頻出問題解法―入試で点が取れる



式の羅列…

橋元の理系物理I・II頻出問題解法―入試で点が取れる
橋元 淳一郎
学研 2006-03

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私は著者の色んな本を見てきましたが、
この本は他の本に比べてかなり劣ります。

物理はイメージ、というのは私も同意しますが、
この本にはそれがほとんど生かされていません。

というのは、演習問題の解説にそれが表れています。
以前紹介した著者の違う問題集はイメージを元に式を立てる、
という構成になっていたのですが、この問題集はただ式を解いているだけ。
式の羅列です。

もちろんイメージ解法なるものはありますが、
細かい説明は省かれていますし、
ひたすら受験に出そうな問題が羅列しているだけです。
レイアウトもひたすら問題をつめてあり、見にくいです。

たしかに頻出問題の解法なのですが、
こんなに問題数があればどれか似たようなものは出るだろうし、
解いたところでただ詰め込むだけでどこが大切なのかわかりにくいし、
おススメはできません。

もちろん同じ著者のほかの問題集はかなり優秀です。



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赤本の解き方の基本

この時期は入学したい大学の過去問を解くと思います。

赤本をどのように使えばいいのか、ということはみなさん気になっていると思います。


赤本で志望大の過去問を解く事に何の意味があるのか?

それぞれの方に意見はあるでしょう。
ひとまずメリットは置いておきましょう。

一番してはいけないのが
過去問を何回も必死に答えを覚えるほど解く事
です。


その問題はその大学では100%二度と出ません。
その意味で極論を言ってしまえばしても無駄です。
(しないほうがいいというわけではないです)

一度私が学生の頃大学教授から受験問題の作成の苦労話を聞かされました。
そこで、過去の問題とかぶらないこと、
そして受験生の学力を試せること、
他の大学の問題とも照らし合わせて問題がかぶらないように作成するようです。
(あくまである1大学の話ですが)

ですので、過去問はあくまで傾向を探る、ということに主眼をおきましょう。
解く事にそれほど意味を重視させないほうがいいでしょう。


もう1つ。

2006年度、2005年度、……2000年度と何年ぶんも問題は用意されています。

過去問はゼッタイに2000年度、2001年度、……2006年度、という風に過去から近づいてくる形式で解いていきましょう。

みなさんが知りたいのは
「どんな問題が出るか」
でしょう。

入試の日が近づくにつれ昔に戻っていって昔の問題ばかり記憶しても意味はありません。

その昔の問題を作成した教授は今はどこか別の大学にいってしまって、もう問題作成に携わってないかもしれません。

そしたら傾向を知ることなどできません。
昔の問題から解く方がはるかにメリットはあります。

というところを注意して解けば効率はいいでしょう。



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橋元式問題集―橋元淳一郎の物理(学研)


物理を一通り習って「?」となった方に。

橋元式問題集―橋元淳一郎の物理 (1)
橋元 淳一郎


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物理は難しい科目です。

その理由はいろいろありますが、1つに
「入試問題くらいの難易度になればイメージがわきにくい」
というのがあると思います。

でも実は物理はとてもカンタンな定義で作られている学問です。
基本的にはカンタンな決まりだけで入試問題も解けるはずなのですが……

ですが解けません。それは私も経験済みです。

この本は著者がいつも言っている
「物理はイメージだ!」を実践してくれています。

というのは、解答を見ると、
問題はそこそこ難しいのに出てくる解答の初めの式がすごく単純なのです。

考えとイメージを大切にしていくことが
入試問題を解く源になるのだとわかってきます。


学校で習う物理はなんだか堅苦しくてわかりにくいです。
小難しい計算をしているうちに本質を見逃してしまいがちです。

この本で計算におぼれることなく
大学入試の易しい問題は解けるでしょう。

ただし、難関大学の入試をこれだけで臨むのは少し危険です。

この本でイメージを確かなものにして、
次の難しい問題集に臨むと効率はかなりよくなるはずです。

ちなみに……基礎的な問題から用意されていますので、
初めて買う物理の問題集としてもふさわしいものでしょう。




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センター試験でた順ヒキョーな化学


全くヒキョーではない。

センター試験でた順ヒキョーな化学
みかみ 一桜



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この本を読むと著者の熱意が文字通り伝わってきます。
教え方は非常にうまいです。

初め読んだ感想は
「…簡潔すぎないか?」
でした。

ですが、それこそが狙いです。
センター試験とはいえそこまでカンタンに本にできるのです。

センター試験のみに使われる本で
2次試験などには役に立たないかと思いますが、
この著者の講義を聞いてみたいと本気で思いました。
きっとすばらしくわかりやすいものになっているはずです。


私が余計なことを言うより書店で見てみた方が早いと思います。
是非、2次試験用の問題集なども
出版してほしいですね
(著者のホームページにあるみたいですが…)。







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たまには独り言

今回は小言の記事です。

時間がある方は読んであげてください。

… 

私は予備校で働いていたことはあったのですが
(少しの期間職員として)、
予備校に通ったことはありません。

なので、これから言うコトは的外れかもしれません。

私が予備校に勤務していたとき、もちろん上司がいました。
で、そこで「うちのシステムは完璧だからうちに来てください」的なことをしていたのですが、

あるとき…



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プロフィール

のぶつぁ

Author:のぶつぁ
元塾講師です。
大手予備校でも勤務してました。
そこで多くの参考書・問題集に目を通すことになりました。



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