元塾講師の大学受験参考書レビュー(ただし理系科目のみ)

星の数ほどある問題集を経験に基づきながら片っ端から語っていくブログ

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化学は暗記しなければどうしようもない、化学式や物質の性質が多い科目です。

逆に言うと、(すべてではないですが)暗記するだけで得点になる箇所もあります。

この本はひたすら暗記させます。
正直言うと、どこの参考書にも問題集にも載っていそうな内容です。
予備校の講師の方が書かれておられますが、
雑談的なものもほぼ無いような感じです。


この本はうすっぺらいので、通学の移動時間の合間などに読むことが出来ます。
それを狙って出版されているのでしょう(実際そのように本に書かれていますし)。

見て覚えるだけでなく記入できるシートみたいなのも用意してありますので、
コピーなどして使いまわせば長く使えると思います。


個人的には、
有機化学の分野でもう少し全体を見渡せるような図(表)があればいいなと思っています。
なんせ有機化学は無機化学より繋がりが大切ですので。


そして、一番大切なことですが、
こういう暗記系の本は1冊にとどめておきましょう。

暗記は形(イメージ)でします。言葉ではありません。
それは暗記するものが膨大な量になれば尚更です。
この本(他の本)を使うのならば形まで含めてぼんやりと覚えましょう。
(その証拠に視覚認識させるほぼ図のみの構成となっています)

ですので、何回もぼんやりと見ること、
そして他の暗記系の本をあまり見ないことが大切です。

値段が少し高いですが、有効に時間を使うことができるかもしれません。



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何も考えずはりきってやると時間の無駄です。

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この本は雰囲気的に保護者さんが読むことが多そうな気がします。

だからか、この本は良くも悪くも「カタイ」。
予備校講師がわかりやすく……みたいなノリはどこにも感じられないです。

今回は臨時増刊の形で数学の1A2Bの入試問題をクローズアップさせていました。

正直なところ、普通の問題集と変わりません。
ただ、この本が持つオーラによって勉強できたような錯覚に陥る可能性もあります。

4月という時期は誰でも頑張ります。
そこで何も考えずこの本を買ってしまうとエライことになります。

一番まずいのは数学がそれほど得意でない新高3の方でしょう。

今月だけかはわかりませんが、
1言でいうと、標準入試問題があります。

ですので、まだ基礎力も完成していないうちから
そういったことをやろうとするとただでさえ現役生には足りない時間が無駄になります。

この本は比較的数学は得意な浪人生の方が
入試のカンを取り戻すのにあっているのではないでしょうか。
だからといって入試レベルでそんなに難しい問題が並んでいるわけでもありません。

解説は特長はありませんし、レイアウトが見やすいといったこともありません。



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数学を完全な暗記の科目と見ています。

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数学は暗記系の科目です。
「系」といったのは数学的な考え方が必要だからです。

著者はほぼ完全に数学を暗記科目と位置づけて、
その前提の下でこの問題集を執筆なさっているように見えます。

正直なところ、私もセンター数学程度の難易度ならそれも可能であると思っています。

特にセンター数学は似たパターンで出ることが多いですので、
それで高得点も狙えるでしょう。

数学はセンター試験でしか必要ない受験生はこの方法がいいのかもしれません。
(私はそうでなかったので講師としての経験と推測でしか考えれません)
そのような方はどうしても数学に頭を使う時間も少なくなってしまうからです。

逆に…
この本を買うべきでない
(本のすべてを信じるべきでない)
受験生もいます。

それはやはり二次試験など、センター以外で数学が必要な方です。
そういった方に必要なのは暗記するものと、
経験などで得た数学的な考えだからです。

決して暗記だけでうまくいきません。


肝心な本の中身ですが、
やはり暗記をメインにしているからか、
トリッキーな解き方は何一つしていません。
どれも教科書かチャート式などの参考書に
載っているような典型的な解き方です。

また、少し中身とそれるのですが
この本に「似た分野はまとめて攻略しろ!」的なことが書かれてあります。
例えば微積の前には二次関数の知識がいるから
一緒に攻略するべきだ…のようなことです。

これはいただけません。
この著者は頭の良い方なのでしょうから、
このような芸当ができるのでしょうが、
受験生が全員そのようなことができるとは限りません。

数学が苦手な人が正直にそのようなことをするとやる気が一気になくなります。

結論としては、この本からは問題の解き方だけ学んで
(何日おきに問題を反復するかなど)おけばそれで役目は終わりでしょう。

問題自体はどこにでもあるようなものですから敢えてこの本を買うこともありません。





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細野真宏の数IIIの微分積分が面白いほどわかる本―《1週間集中ライブ講義》偏差値を30から70に上げる数学 (極限編)



わかりやすいです。
難関大学を受験する人には向いてないかもしれません。


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数学は苦手な人は
数学のツボみたいなのが理解仕切れていない方が多いように思います。

例えばある問題の解き方を覚えて、
次の問題にもその解き方を忠実に真似て解こうとする人がいます。
そして少しだけ前の問題と違うから解けない。


そういった方は「数学は1問1問違うからオレには向いてない!」
といった感じで投げやりになる傾向があります。



この参考書は参照が非常に多いです。
つまり問題を解く際に、「〇〇の項目にあったように」という具合です。

数学では覚えないといけない知識や解法があります。
そして当然受験ではそれだけで対処できない状況が多いです。

参照が多いということは覚えるべき箇所と、
考えるべき箇所が独立しているということです。


これは数学が苦手な方にとってとても大切なことです。
この独立がうまくいかない限り数学が得意になることはありません。

独立がうまくいけば、
どんな応用問題も細かく区切って問題を考えることができます。
(これを求めるには、あれがいるから、この式を使って……という感じです。)

そういった意味でこの本は非常に有効に使えます。

この参考書を読むにあたって、
前提となる学力は教科書を一通り読んだくらいで十分です。

…ただ、数学が得意な方には向いてないかもしれません。
正直なところ、せいぜい「数学的思考法の見直し」に役立つくらいだと予想できます。

苦手さに心当たりがある方は一読を。

他の方の意見はこんな具合です↓
おすすめ平均
使用法を間違えないように。




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プロフィール

のぶつぁ

Author:のぶつぁ
元塾講師です。
大手予備校でも勤務してました。
そこで多くの参考書・問題集に目を通すことになりました。



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