数学を完全な暗記の科目と見ています。
数学は暗記系の科目です。
「系」といったのは数学的な考え方が必要だからです。
著者はほぼ完全に数学を暗記科目と位置づけて、
その前提の下でこの問題集を執筆なさっているように見えます。
正直なところ、私もセンター数学程度の難易度ならそれも可能であると思っています。
特にセンター数学は似たパターンで出ることが多いですので、
それで高得点も狙えるでしょう。
数学はセンター試験でしか必要ない受験生はこの方法がいいのかもしれません。
(私はそうでなかったので講師としての経験と推測でしか考えれません)
そのような方はどうしても数学に頭を使う時間も少なくなってしまうからです。
逆に…
この本を買うべきでない
(本のすべてを信じるべきでない)
受験生もいます。
それはやはり二次試験など、センター以外で数学が必要な方です。
そういった方に必要なのは暗記するものと、
経験などで得た数学的な考えだからです。
決して暗記だけでうまくいきません。
…
肝心な本の中身ですが、
やはり暗記をメインにしているからか、
トリッキーな解き方は何一つしていません。
どれも教科書かチャート式などの参考書に
載っているような典型的な解き方です。
また、少し中身とそれるのですが
この本に「似た分野はまとめて攻略しろ!」的なことが書かれてあります。
例えば微積の前には二次関数の知識がいるから
一緒に攻略するべきだ…のようなことです。
これはいただけません。
この著者は頭の良い方なのでしょうから、
このような芸当ができるのでしょうが、
受験生が全員そのようなことができるとは限りません。
数学が苦手な人が正直にそのようなことをするとやる気が一気になくなります。
結論としては、この本からは問題の解き方だけ学んで
(何日おきに問題を反復するかなど)おけばそれで役目は終わりでしょう。
問題自体はどこにでもあるようなものですから敢えてこの本を買うこともありません。

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