元塾講師の大学受験参考書レビュー(ただし理系科目のみ)

星の数ほどある問題集を経験に基づきながら片っ端から語っていくブログ

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高校の化学が根本からわかる本


化学を何も知らない人が化学を知りたい人にはおススメ

高校の化学が根本からわかる本 理論化学編―社会人・大学生のための理数系再入門テキスト
宇野 正明

中経出版 2007-04
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受験テクニックも無ければ、問題も載ってないし、
この本を読んだからって受験生には即座に点数に反映されないです。

しかし、です。

この本はイメージを定着させます。



視覚認識化学反応パネル


値段が少し高いが時間の有効活用に便利です。

視覚認識化学反応パネル化学I・II
二見 太郎

学研 2006-11
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化学は暗記しなければどうしようもない、化学式や物質の性質が多い科目です。

逆に言うと、(すべてではないですが)暗記するだけで得点になる箇所もあります。

この本はひたすら暗記させます。
正直言うと、どこの参考書にも問題集にも載っていそうな内容です。
予備校の講師の方が書かれておられますが、
雑談的なものもほぼ無いような感じです。


この本はうすっぺらいので、通学の移動時間の合間などに読むことが出来ます。
それを狙って出版されているのでしょう(実際そのように本に書かれていますし)。

見て覚えるだけでなく記入できるシートみたいなのも用意してありますので、
コピーなどして使いまわせば長く使えると思います。


個人的には、
有機化学の分野でもう少し全体を見渡せるような図(表)があればいいなと思っています。
なんせ有機化学は無機化学より繋がりが大切ですので。


そして、一番大切なことですが、
こういう暗記系の本は1冊にとどめておきましょう。

暗記は形(イメージ)でします。言葉ではありません。
それは暗記するものが膨大な量になれば尚更です。
この本(他の本)を使うのならば形まで含めてぼんやりと覚えましょう。
(その証拠に視覚認識させるほぼ図のみの構成となっています)

ですので、何回もぼんやりと見ること、
そして他の暗記系の本をあまり見ないことが大切です。

値段が少し高いですが、有効に時間を使うことができるかもしれません。



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新ひとりで学べる化学I―新課程



もう少し踏み込んでほしかったです

新ひとりで学べる化学I―新課程
高橋 将 仲下 雄久
清水書院 2005-01

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教科書をコンパクトにして、要点を書き出したような参考書です。
初学者にとっては化学の勉強の復習に使うといいのではないでしょうか。

惜しい箇所は、ハッと思わせる質問を読者にしているのに、
それに答えていないところです。

ベストな使い方としては、教科書のサブとして併用することでしょう。

教科書を漠然と読んだだけでは湧かない疑問も
併用することで出てくるかもしれません。
逆に言うと、この本だけで化学を学び始めるのは少し心もとないです。

そしてよくも悪くも「勉強する」という雰囲気がある本です。
予備校の講師が執筆したような、
比較的ラフな参考書などと比べたら一目瞭然です。

比較的初学者の方を読者層に設定しておられるようで、
化学の深い理由は説明せず、
覚えるべき箇所を列挙しているような箇所もあります。

初学者で、マジメな本を探しておられる方は
一度立ち読みされてもいいかもしれません。



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解説が詳しい化学ⅠⅡ頻出重要問題集



まずは体で覚えたい方に…

解説が詳しい化学I・II頻出重要問題集
庄司 憲仁

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この問題集は問題集に徹していますので、
教科書的な説明はありません。

「定期テストから受験の基礎まで」の難易度をターゲットにしていますので、
受験難易度の立場から見ると平易な問題です。


ただ…
ひたすら問題だけなので
この本だけで化学を勉強すると根本的な理解なしで、
どんどん突き進んでいくリスクはあります。

「化学をそこまで理解していないけど、この方法でこの問題は解けるからいいや」
的な考えに自然となってしまいます。

化学は暗記することが多い科目です。
ですので、それでも受験基礎レベルまではかまわないのですが、
その先のレベルになるとその半端な理解が自分を苦しめかねません。

そのリスクを考慮しているのか、
この問題集は比較的暗記すべきことがある問題が多いです。

この問題集は早いスピードで問題が解けるかもしれませんが、
本当に自分が理解しているのか、
自問自答しながら進めていくべきものです。


もちろん、覚えなければいけない解法は確かに存在するので、

まずは教科書を理解した→この問題集を解く
→ある解法の意味がわからない→詳しく勉強する

といった方法で化学の理解を深めることもできます。

結局

・化学というものをかなり奥深く理解してから問題を解く、
もしくは、
・一通り理解してから問題を解き、解法を学び、また化学を勉強する

の後者を重視して、なおかつ
まだそんなに化学の実践的な問題を解いていない方にはおススメできます。

前者も結局その都度問題は解いていくことになるのですが…。


他の方の意見はこんな具合です↓
おすすめ平均
解説で暗記
これはいいです。




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照井俊の化学有機化学の最重点照井式解法カード―試験で点がとれる



受験に関係なく、とにかく化学が好きな人に

照井俊の化学有機化学の最重点照井式解法カード―試験で点がとれる
照井 俊

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何やら売れている参考書みたいなので、
拝見させていただきました。

この本を書いておられる講師の方は化学が好きで好きで
たまらないのだなと伝わってきました。

話がかなり細かいです。
入試もただ問題を解く傾向が薄れてきているので
いいのかもしれません。

ただ…

私は化学がそんなに好きでなかったので感じたのですが、
これは化学嫌いな方にはかなり苦痛な本です。

化学の細かいところまで書かれているのですが、
受験という枠ではそんなに重要でないところを延々と語っています。
そして、どこが重要かわからないようになっています。
話を詰め込みすぎているためレイアウトもかなりごちゃごちゃしています。

この本は初学者を寄せ付けない本です。
ただ化学のことをもっと知りたいという方にはもってこいの本でしょう。





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プロフィール

のぶつぁ

Author:のぶつぁ
元塾講師です。
大手予備校でも勤務してました。
そこで多くの参考書・問題集に目を通すことになりました。



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