元塾講師の大学受験参考書レビュー(ただし理系科目のみ)

星の数ほどある問題集を経験に基づきながら片っ端から語っていくブログ

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橋元式問題集―橋元淳一郎の物理(学研)


物理を一通り習って「?」となった方に。

橋元式問題集―橋元淳一郎の物理 (1)
橋元 淳一郎


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物理は難しい科目です。

その理由はいろいろありますが、1つに
「入試問題くらいの難易度になればイメージがわきにくい」
というのがあると思います。

でも実は物理はとてもカンタンな定義で作られている学問です。
基本的にはカンタンな決まりだけで入試問題も解けるはずなのですが……

ですが解けません。それは私も経験済みです。

この本は著者がいつも言っている
「物理はイメージだ!」を実践してくれています。

というのは、解答を見ると、
問題はそこそこ難しいのに出てくる解答の初めの式がすごく単純なのです。

考えとイメージを大切にしていくことが
入試問題を解く源になるのだとわかってきます。


学校で習う物理はなんだか堅苦しくてわかりにくいです。
小難しい計算をしているうちに本質を見逃してしまいがちです。

この本で計算におぼれることなく
大学入試の易しい問題は解けるでしょう。

ただし、難関大学の入試をこれだけで臨むのは少し危険です。

この本でイメージを確かなものにして、
次の難しい問題集に臨むと効率はかなりよくなるはずです。

ちなみに……基礎的な問題から用意されていますので、
初めて買う物理の問題集としてもふさわしいものでしょう。




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高橋和浩の物理電磁気必出問題の解法―合格点への最短距離(旺文社)



あやふやに公式を使いまくっている人へ


高橋和浩の物理電磁気必出問題の解法―合格点への最短距離
高橋和浩の物理電磁気必出問題の解法―合格点への最短距離
高橋 和浩

関連商品
漆原晃の物理物理I・II明快解法講座―合格点への最短距離
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本のイメージ画像がなくてわかりにくいかもしれません。

この問題集を執筆した著者は
入試に出てくる苦手問題60題の解き方」も執筆していたようで、
私はこのブログで酷評しました。

しかし今回ご紹介するこちらの本は
受験物理として割り切っていますし、
レベル的には受験物理の初級の方からという印象なのですが、
かなりわかりやすいと思います。

電磁気だけではありますが、
この分野は受験には重要です。

決して教科書的な解説に終わっていなくて、
入試本番で点を取るにはどういった風に答案を書けばよいか
そして枠にとらわれない物理の考え方を教えてくれるので、

物理をわかったつもりになっているのに
イマイチ公式の使い方があやふやである
など根本の現象を理解仕切れていない場合にかなり役に立ちます。


この問題集は読者にレベルを求めていません。
物理がほとんどわからない方でも物理を深く理解できます。
また基本問題は解けるが入試問題は…という方にもおススメです。

ただ、上級者にはおススメしません。
なぜならそういった方にとっては
この本のことはわかりきっていることだからです。

予備校講師本にありがちな「〇〇の公式!」
みたいに覚えさせるのはほとんどなく、
物理の現象を一つずつ説明してくれます。

そういったのが読みやすい方にもいいのではと思います。



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漆原のセンター攻略物理I



物理が嫌いな人には助かるでしょう。

漆原のセンター攻略物理I漆原のセンター攻略物理I
漆原 晃


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個人的に「ポスト橋元」を意識しているように見えるのだが…。
対象読者は
「一通り物理を習ったけど、あまり好きになれない」
「センターだけなんとかやりすごしたい」
という方です。

教科書的な解説はほとんど載っていなくて(もちろん確認程度に載っています)、
漆原さん独特の解法が始まっていきます。
一見ふざけているようにも見えますが、
物理の本質を実はけっこうするどく突いています。

ですので、物理のカタい部分をオブラートに包んでくれている分、
非常にとっつきやすいです。

センター試験以上の問題もありますが、
センター試験を受けるなら、
センター試験以上の知識が必要です。

二次試験にも物理が必要だが、
どうも苦手で基礎からやり直したいな…という方にもおススメです。

なんといっても問題集のわりにけっこうページが薄いです。
センター対策を今からマジメにしたくなっても、
うまくスケジュールを組んだら間に合うでしょう。

物理をウソでもいいから一通り習った経験が必要ですが、
それがあれば中々使える1冊でしょう。



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難問題の系統とその解き方物理I・II(ニュートンプレス)



これはマニアックな本である。

難問題の系統とその解き方物理I・II―新課程
難問題の系統とその解き方物理I・II―新課程服部 嗣雄

ニュートンプレス 2004-03
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化学I・IIの新研究―理系大学受験 化学I・IIの新演習―理系大学受験 物理のエッセンス電磁気・熱・原子―新課程対応 物理のエッセンス力学・波動―新課程対応 1対1対応の演習/数学III―大学への数学


これは、誰をターゲットにしている本なのでしょうか?
「ちょっとマニアックな問題をしたい」って受験生かも知れません。

逆に言えば、それくらいこれを必要とする受験生はいないのではないでしょうか?

大学に行ったらこの本が役立つ!ってお思いの方(´_ゝ`)ノ
おそらく役に立たないです。


大学の物理はもっと根本から事象を理解しようとします。
大学受験の物理程度の変な方向に難しくした問題は大学ではそんなに役にたちません。

この本の問題自体も他のレイアウトが優秀な本に載っていたりします。

ただしこの本は昔の本なので、そういう勉強を志している人にはおススメできます。
どういうことかと言うと、
「とにかく自分で考えろと。こっちはそんなに解説しないからそこらは自分で想像しなさい。」
といった類のものです。



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名問の森(河合出版)



…これは誰もが認めざるを得ない問題集である。





入試問題を集めて解説をしている普通の問題集とはわけが違います。
この本の問題集は選び抜かれて、入試問題を複合させて1問から物理のセンスを限りなく効率的に得ることができます。

一見簡単そうに見える問題もあります。しかしそこから受験物理における大切なものを得ることができます。

超難関校には対応しきれていないのですが、この問題集を一通り終えればあとは過去問をしていき、たまに難問に当たる程度で十分合格圏に入るでしょう。

とにかく出題の仕方がすばらしい。他の問題集とは一線を画しています。

基礎事項は確認したので、2次対策として難関校、もしくは物理を得点源にしたい受験生にはもってこいです。

物理のエッセンス」などで基礎事項が身についた方はまさにおススメの1冊です。



是非一度手にとってみてはいかがでしょう?
ただし基礎が自信ない場合はこの本は手に取るべきではありません。



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プロフィール

のぶつぁ

Author:のぶつぁ
元塾講師です。
大手予備校でも勤務してました。
そこで多くの参考書・問題集に目を通すことになりました。



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